名称 | 社会福祉法人 至心会(平成8年11月12日設立) |
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代表者 | 理事長 野村 康治 |
所在地 | 〒533-0032 大阪市東淀川区淡路5丁目11番17号 |
電話番号 | 06-6370-5501 |
社会福祉法人至心会の理念
あらゆるいのちは、はかなくも、かけがえのないものです。その「いのち」のかけがえのなさに目覚め、援助的人間関係に気づかされるところに、仏教徒の生きる姿勢があります。
私たちは、日常的に死にふれることが少なくなり、死に向かう状況を冷静に受けとめることが難しくなっています。病の苦しみや老・死の不安を抱えた方々とその家族は、心の救いを求めて思い悩みます。死の看取りの中にあっては、無常に向きあって真実を求める時期であるといえます。そのような時、苦悩に耳を傾け「願われたいのち」の尊さについて、深く気づきあうことを願いとしています。浄土真宗本願寺派では、1987(昭和62)年に「ビハーラ活動」が始まりました。この「ビハーラ活動」とは、仏教徒が、仏教・医療・福祉のチームワークによって、支援を求めている人々を孤独のなかに置き去りにしないように、その心の不安に共感し、少しでもその苦悩を和らげようとする活動です。そして私たち自身が、苦しみや悲しみを縁として、自らの人生の意味をふりかえり、死を超えた心のつながりを育んでいくことを願いとしています。すなわち、「ビハーラ活動」とは、「生・老・病・死」の苦しみや悲しみを抱えた人々を全人的に支援するケアであり、「願われたいのち」の尊さに気づかされた人たちが集う共同体を意味します。
社会福祉法人至心会は、ビハーラ活動の理念に基づきながら、宗派を超えて、広く人々の苦しみや悲しみにかかわって、利用者と家族が抱える痛みを聞き、その地域になくてはならない福祉施設としての活動を大切にして、孤独や不安のなかにある人々によりそい、苦悩を和らげるためにサービスを提供します。
基本方針
法人設立の理念である「ビハーラ活動の理念」の具現化を目指し、職員一人ひとりが常に我が身を振り返り、より質の高いサービスを提供できることを目指します。
地域福祉に貢献しうる事業を推進していきます。
次期(平成24年度予定)介護保険法改正に対応する体制づくりを行います。
運営方針
ビハーラ活動{仏陀の教えによって自身の「いのち」の意味と方向をしらされ、老病死といった困難な状況にある人々(患者と家族)を支えるため、医療従事者等と協力しながら行う活動}の理念に従い、福祉サービスを必要とするものと、心を開いて語り合い、温かい人間関係をつくって支援し、地域に於いて、その環境、年齢、及び心身の状況に応じて、施設における総合的サービスが提供されるよう援助する。さらに社会的孤立感の解消及び心身機能の維持など、利用者の意思及び人格を尊重し、常に利用者の立場に立ったサービス提供に努めるものとする。
重点取組項目
- 「ビハーラ活動の理念」の具現化
- 支援の質の向上を目指す研修の実施
- 利用者のニーズに応えるサービスの展開
- 地域との交流を通じて開かれた施設づくりを目指す